昨日の問題図 あなたが後手(手前側)です。
「相矢倉」の序盤戦で、△8五歩に先手が▲4八銀と上がったところ。
相手の悪手を咎める大技を掛けてください、という問題でした。
↓↓以下、解答と解説↓↓
【解答】△8六歩
【解説】
いきなり△8六歩と仕掛ける手が正解でした。
強引な手にも見えますが、▲同銀と取ると△8八角成と角をただで取ることができます。(下図)
なので先手は▲同歩と取る方が良いですが、それには思い切って△同飛とします。(下図)
以下、▲同銀に△8八角成と角を取って下図。
上図は駒の損得はほとんどないですが、後手は馬を作っています。
8六にいる銀が離れ駒になっていますし、次に桂馬や香車も取れそうなので駒得も見込めます。
よって総合的に見て、後手が優勢と言えるでしょう。
「離れ駒(はなれごま)」とはその名のとおり、味方の駒から離れたところにいる駒のことです(「遊び駒(あそびごま)」ということもあります)。
離れ駒(遊び駒)は役に立たない駒になってしまいがちです。
そのような駒を作らないように、駒と駒とがうまく連結し合った陣形を作ることが大切です。
↓↓それでは今日の問題です↓↓
今日の問題図 あなたが先手(手前側)です。
今日は「四間飛車(しけんびしゃ)」という戦法からの出題です。
左から四番(四間)目に飛車を振るため、そうよばれています。
いま△8五歩と後手が歩を突いてきた局面。
そのまま暗記してほしいくらいの、基本中の基本を問う問題です。
解答は明日発表します。