昨日の問題図 あなたが先手(手前側)です。
「棒銀」という戦法からの出題で、後手が△4二銀と上がってきた局面。
ここからの棒銀の攻め方を問う問題でした。
↓↓以下、解答と解説↓↓
【解答】▲2四歩(下図)
【解説】
▲2四歩と、持ち駒の歩を2四に打つ手が正解でした。
以下△同歩に▲同銀(下図)と銀を進軍させます。
以下、△2三歩と打つ手には▲2三銀成(下図)があります。
2八の飛車が銀を後押ししているのが大きいです。
つまり△同金には▲同飛成(下図)と、竜を作りながら金を取り返すことができます。
上図は2筋を突破できていて、相手の陣形を大きく崩しているので先手優勢です。
「棒銀」において右の銀は「攻めの駒」です。
それに対して、上図で先手が相手から取った金は「守りの駒」です。
基本的には、「攻めの銀」と「守りの銀(金)」の交換は攻めている方が得と言われています。
駒の損得はなくても、守っている方としては自分だけ一方的に陣形を乱されるのが不満なのです。
これを知っていると、指し手がわからないときの良い指標になるので、ぜひ心に留めておきましょう。
↓↓それでは今日の問題です↓↓
今日の問題図 あなたが後手(手前側)です。
今日は「ゴキゲン中飛車(なかびしゃ)」という戦法からの出題です。
「ゴキゲン中飛車」とは、飛車を真ん中に振る「中飛車」という戦法の一つで、角道を開けたまま戦うのが大きな特徴です。
上図は序盤から角交換する激しい将棋になりました。
相手は次に▲8六角成と馬を作る手を狙っていますが、それを防ぐ好手を発見してください。
解答は明日発表します。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。