こんにちは。「今日の次の一手」へようこそ。
1月後半は「奇襲戦法」をテーマにした問題を出題します。
昨日の問題図↓ あなたが先手(手前側)です。
「鬼殺し」という奇襲戦法からの出題で、後手が桂取りに△6四歩と突いてきた局面。
桂馬を取られる前に3手一組の技を繰り出してください、という問題でした。
↓↓以下、解答と解説↓↓
【解答】▲2二角成(↓解答図)
【解説】
のんびりしていると△6五歩と桂馬を取られてしまいます。
ここは▲2二角成と角交換をする手が正解です。
△同銀の一手に▲5五角(図1↓)と打つのが、3手一組の好手順。
(図1)
この角打ちは2二の銀取りと同時に、6四の歩も狙っています。
なので△3三銀には、▲6四角(図2↓)と歩を取ることができます。
(図2)
この▲6四角が抜群に味の良い手で、まず6四の歩を取ったことで桂馬が助かりました。
さらに、攻めては▲5三桂成と▲7四歩(△同歩には▲8二角成と飛車を取れる)という2つの攻めを狙っています。
まさに一石三鳥の手ですね。
このように2つ以上の狙いがある手が指せると、そのぶん相手も受けるのが難しく、有利に進めることができます。
「1つの狙いよりも、2つの狙いを」と心がけてみてください。
↓↓それでは今日の問題です↓↓
今日の問題図↓ あなたが先手(手前側)です。
今日も引き続き「鬼殺し」からの出題です。
「解答と解説」の図2から△5二金右▲7四歩△6三金と進んだ局面が、今日の問題図。
金が角に当たっていて忙しい局面です。
いろいろな手が考えられますが、自陣で眠っている駒を活用させる一手を考えてください。
角は逃げません。
解答は明日発表します。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。