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今日の次の一手(Jan 19, 2019)

こんにちは、「今日の次の一手」へようこそ。
1月後半は「奇襲戦法」をテーマにした問題を出題します。

昨日の問題の解答と解説

昨日の問題図 あなたが後手(手前側)です。

前回に引き続き「鬼殺し」からの出題で、先手が▲6五桂と跳ねてきたところ。
△6二銀に代わる、先を見据えた受けの好手を考えてください、という問題でした。

 

 

 

↓↓以下、解答と解説↓↓


 

 

 

【解答】△6二金(解答図↓)

【解説】
△6二金と、銀ではなく金で5三の地点を受けるのが正解でした。
以下、前回までのように▲7五歩△6四歩▲2二角成△同銀▲5五角と進めたときに、△6三金(図1↓)と上がれるのが△6二金の効果です。

(図1)

もし△6二銀の形で同じように進めると、△6三銀(図2↓)に▲5三桂成と桂馬を成られてしまいます。
図1からの▲5三桂成には、△同金として何の問題もありません。
金と銀の性能の差が如実にあらわれていますね。
金は強力な守り駒で、今回のケースのように相手の攻めを受け止める展開ではその強さを発揮します。

(図2)

以上より、「鬼殺し」には▲6五桂に△6二金と備えれば攻めを受け止められる、と一般的には言われています。
少しでも皆さんの参考になりましたら幸いです。

 

 

 

↓↓それでは今日の問題です↓↓


今日の次の一手

今日の問題図 あなたが後手(手前側)です。

今日からは「パックマン」という戦法の次の一手を出題します。
「パックマン」戦法は、2手目△4四歩(図3↓)からスタートします。

(図3)

図3以下▲2六歩などには△3四歩で穏やかになりますが、取れる歩は取ってみたいですよね。
4四の歩を角で「パクっと食べる」ことが、「パックマン」という名前の由来です。

図3以下▲同角△4二飛▲5三角成と進んで「今日の問題図」。
△4七飛成という手がまず目につきますが、▲5八金右△4六竜▲4八飛と作った竜を消される手があって、後手面白くありません。
馬を作られて苦しい局面に見えるかもしれませんが、もう一枚の大駒を働かせてみましょう。

 

 

 


解答は明日発表します。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。