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今日の次の一手(Jan 21, 2019)

こんにちは、「今日の次の一手」へようこそ。
1月後半は「奇襲戦法」をテーマにした問題を出題します。

昨日の問題の解答と解説

昨日の問題図 あなたが後手(手前側)です。

前回に引き続き「パックマン」という戦法からの出題で、△9九角成を防いで先手が▲8八銀と上がったところ。
歩を2枚損しているので、のんびりしていられません。
持ち駒の角を使った好手を考えてください、という問題でした。

 

 

 

↓↓以下、解答と解説↓↓


 

 

 

【解答】△9五角(解答図↓)

 

【解説】
王手で△9五角と打つ手が正解でした。

問題図から△3二金とすると、▲7八金(図1↓)と上がられて先手陣が安定してしまいます。

(図1)

図1から△9五角と打っても▲7七銀で何ともありません。
駒損している場面では、急いで攻めた方が良いケースが多いです。
ゆっくり駒組みをしてから戦いが始まると駒得が活きる展開になりがち。
駒損側としては、相手の陣形が不安定な内に激しい展開に持ち込む方が実戦的に勝ちやすいです。

では、解答図△9五角以下の展開を見ていきましょう。
単純な王手に見えて、2二の角が8八の銀を睨んでいるので容易ではありません。
例えば①▲4八玉には△8八角成(図2↓)と銀を取られてしまいます。

(図2)

玉が上がって飛車の横利きがなくなったので、銀が取られてしまいました。
②▲6八飛はどうでしょうか。飛車の横利きを残した手です。
しかしそれにも△8八角成(図3)があります。

(図3)

9五の角が玉を睨んでいるので、馬を取ることができません。
では③▲7七銀はどうでしょう。
それには△7七角右成(左でも同じ)▲同桂△同角成▲6八金△9九角成(図4↓)と進みます。

(図4↓)

図4は飛車と銀桂香の3枚換えになって、後手良しです。
このように△9五角は並大抵の手では受かりません。
それではどうすれば良いのでしょうか。
それを「今日の問題」で考えていきましょう。

 

 

 

↓↓それでは今日の問題です↓↓


今日の次の一手

今日の問題図↓ あなたが先手(手前側)です。

今日も「パックマン」からの出題で、今度は先手側に立って考えてください。
△9五角への正しい対処は何でしょうか。
知らなければなかなか指せない類の手ですが、8八の銀を守りながら王手を防ぐには?

 

 

 


解答は明日発表します。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。