今日の次の一手（Feb 1, 2019）

こんにちは、「今日の次の一手」へようこそ。
２月前半は「詰め手筋」をテーマにした問題を出題します。

昨日の問題の解答と解説

昨日の問題図↓　あなたが後手（手前側）です。

前回に引き続き「アヒル」戦法からの出題で、先手が▲３四飛と歩を取った局面です。
飛車が動いたことでできた隙を突いてください、という問題でした。

↓↓以下、解答と解説↓↓

【解答】△９五歩（解答図↓）

↑△９五歩と端から仕掛ける手が正解でした。

【解説】
▲３四飛と歩を取られましたが、飛車が六段目から動いたため９筋に隙が生じました。
△９五歩が反撃の手筋で、以下▲同歩△同香（図１↓）と進みます。

（図１）

以下▲８八角と引くくらいですが、△９八歩（図２↓）がこの場合の手筋。

（図２）

▲同香には△９八香成がさらに角取り。
放置すれば△９九歩成でと金が残るので、単に△９九香成とするより得ですね。

このような、ちょっと得になる手を追求していくことが上達には欠かせません。

さて、もし問題図の局面で先手が▲３四飛と取ってこなかったらどうでしょう。
先手としてはもう陣形は完成しているので、飛車を左右に動かすくらいです。
その間に後手は陣形を整えていけば良いのです。
理想としては下の図３のような展開でしょうか。

（図３）

先手が何もしてこなければ、上図のようにしっかり陣形を整えてから攻めます。
次の狙いは△７五銀～△８六歩の棒銀です。

アヒル戦法は受け方を知らないとすぐに攻めつぶされてしまいます。
しかし攻め駒は飛車と角だけで、攻めは単調になりがちです。
前回までのような、飛車交換や角を切って攻めてくるといった先手の狙いを消しながら、陣形を整備する。
それが「アヒル」戦法への対策です。

↓↓それでは今日の問題です↓↓

今日の次の一手

今日の問題図↓　あなたが先手（手前側）です。

今日からは実戦でよく現れる「詰め手筋」を出題していきます。
図は後手が△６八と直と、金を取ってきた局面です。
後手玉を即詰みに討ち取ってください。

解答は明日発表します。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。