今日の次の一手（Feb 2, 2019）

こんにちは、「今日の次の一手」へようこそ。
２月前半は「詰め手筋」をテーマにした問題を出題します。

昨日の問題の解答と解説

昨日の問題図↓　あなたが後手（手前側）です。

後手が△６八と直と、金を取ってきた局面です。
後手玉を即詰みに討ち取るには、という問題でした。

↓↓以下、解答と解説↓↓

【解答】▲４二飛成（解答図↓）

↑スバっと飛車を切ってしまう手が正解でした。

【解説】
後手玉を詰ますには王手を掛けるしかありません。
問題図では▲４三金（図１↓）と打つのが自然に見えますが。

（図１）

以下△２二玉▲４二飛成と金を取ることはできますが、そこで△１三玉（図２↓）と逃げられてしまいます。

（図２）

以下▲３三金打と迫っても、王手が途切れたので今度は先手が詰まされてしまいます。
△８九馬（図３↓）の王手が厳しい一手。

（図３）

以下▲同金△同竜▲同玉と全部清算されて、△７八銀から先手玉は詰みです。
▲９九玉に△８九金で詰んでいますね。

１三の地点に逃げ込まれると王手が続かなくなるので、それは防がなければなりません。
そこで▲４二飛成が正解となります。
飛車を切るので勇気が要りますが、以下△同玉▲４三金（図４↓）から後手玉は詰みます。

（図４）

以下どこに逃げても頭に金を打って詰みですね（図５↓）

（図５）

このように玉の頭に金を打って詰ませる手筋を、「頭金（あたまきん）」といいます。
頭金は詰みの基本中の基本なので、実戦でもこの形に誘導できないか考えてみてください。

↓↓それでは今日の問題です↓↓

今日の問題図↓　あなたが先手（手前側）です。

今日も「詰め手筋」の問題で、後手が△５七とと金を取った局面。
後手玉を即詰みに討ち取ってください。

解答は明日発表します。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。