今日の次の一手（Feb 7, 2019）

こんにちは、「今日の次の一手」へようこそ。
２月前半は「詰め手筋」をテーマにした問題を出題します。

昨日の問題の解答と解説

昨日の問題図↓　あなたが先手（手前側）です。

前回に引き続き「詰め手筋」からの出題で、いま後手が△４九飛成と金を取ってきた局面。
相手玉を即詰みに討ち取ってください、という問題でした。

↓↓以下、解答と解説↓↓

【解答】▲７四桂（解答図↓）

【解説】
いま先手玉には詰めろが掛かっています。
なのでのんきに①▲１一竜などとしていると、△６九竜▲８八玉△７八金（図１↓）から詰まされてしまいます。

（図１）

図１以下は▲９八玉の一手に△８九竜で詰みです。

では②▲５九歩と受けに回る手はどうでしょうか。
歩を打つことで先手玉の詰みはなくなりましたが、そこで△６四銀（図２↓）という手があります。

（図２）

角のラインさえ止めておけば、後手としては怖いところがありません。
以下▲１一角成には△６九角からゆっくり攻めていけば、後手勝ちです。

よって問題図からは後手玉を寄せ切るしかありません。
そこで③▲７四桂（再掲解答図↓）が正解となります。

（解答図）

この桂打ちは美濃囲い崩しの頻出手筋です。
△７一玉には▲８二金で一手詰みなので、後手は△９二玉と逃げます。（△９三玉は▲８五桂△８四玉▲７五金から詰み）
以下▲８二金△９三玉に▲６六角（図３↓）と引いて王手するのが好手。

（図３）

図３以下は、８四に何を合駒しても▲８五桂（図４↓）の一手詰めです。

（図４）

図３の▲６六角に代えて先に▲８五桂と打つと、△８四玉▲６六角△７四玉（図５↓）と逃げられてしまいます。
玉は広いところに逃がさないのが基本です。

（図５）

玉を上からななめに攻めることを「コビン攻め」といいます。
今回出てきた▲７四桂の攻めとそれを防ぐ△６四銀の受けは、実戦でよく現れるので覚えておきましょう。

↓↓それでは今日の問題です↓↓

今日の次の一手

今日の問題図↓　あなたが先手（手前側）です。

今日も「詰め手筋」の問題で、▲７一角の王手に後手が△７一玉と取った局面。
後手玉を即詰みに討ち取ってください。

解答は明日発表します。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。