今日の次の一手（Feb 8, 2019）

こんにちは、「今日の次の一手」へようこそ。
２月前半は「詰め手筋」をテーマにした問題を出題します。

昨日の問題の解答と解説

昨日の問題図↓　あなたが先手（手前側）です。

前回に引き続き「詰め手筋」からの出題で、▲７一角の王手に後手が△同玉と取った局面。
相手玉を即詰みに討ち取ってください、という問題でした。

↓↓以下、解答と解説↓↓

【解答】▲６一飛成（解答図↓）

【解説】
問題図では先手玉に△８八銀の詰めろが掛かっています。
なので①▲７七桂（図１↓）と跳ねて、その詰みを防ぐのは考えられます。

（図１）

しかしそこで△５一歩（図２↓）と受けられると４一の飛車の利きが止まり、先手の攻めは切れてしまいます。
先手は駒損が大きいので、ゆっくりとした展開になるとまずいのです。

（図２）

よって先手は後手玉を寄せ切るしかなく、②▲６一飛成（再掲解答図↓）が正解となります。
ちなみに図２の△５一歩は振り飛車の受けの常套手段なので、ぜひ参考にしてみてください。

（解答図）

▲６一飛成に対して△同玉は▲６二金、また△同銀も▲８二金（図３↓）で詰みます。

（図３）

よって後手はこの竜を取らずに△８二玉（図４↓）と逃げますが。

（図４）

図４以下▲７二飛成△９三玉▲８二銀△８四玉▲７五金（図５↓）と、７六の歩が土台となってぴったり詰みます。

（図５）

飛車が２枚だけで、いとも簡単に後手玉を攻略することができました。
「二枚飛車に追われる夢を見た」という格言があるくらい、飛車２枚の攻めはとても強力なのです。

↓↓それでは今日の問題です↓↓

今日の次の一手

今日の問題図↓　あなたが先手（手前側）です。

今日も「詰め手筋」の問題で、いま後手が△７八銀成と金を取ってきた局面。
後手玉を即詰みに討ち取ってください。

解答は明日発表します。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。