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今日の次の一手(Feb 16, 2019)

こんにちは、「今日の次の一手」へようこそ。
2月後半は「必至」をテーマにした問題を出題します。

昨日の問題の解答と解説

昨日の問題図 あなたが先手(手前側)です。

いま後手が△5九飛成と飛車を成ってきた局面で、後手玉に必至を掛けてくださいという問題でした。

 

 

 

↓↓以下、解答と解説↓↓


 

 

 

【解答】▲3二銀(解答図↓)

 

【解説】
攻め駒は馬と持ち駒の銀だけなので、攻め方は限られています。
もっとも自然な迫り方は▲3一銀△1二玉▲3二馬(図1↓)でしょうか。

(図1)

次に▲2二馬までの詰めろになっていて、厳しく見えます。
しかし図1から△1三銀(図2↓)と受けられると、先手の攻めは切れています。

(図2)

2二の地点さえ受けておけば、後手に怖いところはありません。
図2以下▲1五歩には、構わず△4九飛(図3↓)と飛車を打つ手が厳しいです。

(図3)

持ち駒のない先手は受けに窮しています。
図3以下▲1四歩は仕方ないですが、△8九竜▲9七玉△9九竜(図4↓)から先手玉は詰んでいます。

(図4)

図4以下は▲8六玉に△8五金までですね。
このように1つしかない狙いは簡単に受けられてしまいます。

正解は▲3二銀(再掲解答図↓)でした。

(解答図)

初めて見る方は驚かれるかもしれませんが、これで必至(後手玉に受けがない)なのです。

たとえば先ほどのように△4九飛と打つと、▲2三銀成(図5↓)の一手詰めです。

(図5)

また、△3四角と2三の地点に利かしても▲3一馬△1二玉▲2一銀不成(図6↓)で詰みです。

(図6)

2つの詰み筋があるので後手は受けにくいのです。
本問のように玉の横から銀を打つことを「腹銀(はらぎん)」といいます。
実戦でも現れることが多い手筋なので、この機会に覚えてください。

 

 

 

↓↓それでは今日の問題です↓↓


今日の次の一手

今日の問題図 あなたが先手(手前側)です。

いま後手が△6九とと銀を取った局面。
後手玉に必至を掛けてください。

 

 

 


解答は明日発表します。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。