• 「カナダ将棋クラブ」のウェブサイトへようこそ!/Welcome to "Canada Shogi Club" website!!

今日の次の一手(Feb 17, 2019)

こんにちは、「今日の次の一手」へようこそ。
2月後半は「必至」をテーマにした問題を出題します。

昨日の問題の解答と解説

昨日の問題図 あなたが先手(手前側)です。

いま後手が△6九とと銀を取ってきた局面。
後手玉に必至を掛けてください、という問題でした。

 

 

 

↓↓以下、解答と解説↓↓


 

 

 

【解答】▲2三金(解答図↓)

 

【解説】
次に後手から△7九ととされると先手玉は受けがなくなります。
なのでこの局面は攻めていきたいところで、▲2三金(上図)が正解となります。
問題はそのあとで、△同金に①▲同歩成(図1↓)とするのは良くありません。

(図1)

図1以下、△同玉▲2一飛成△2二歩と進んで図2(↓)。

(図2)

自然な攻めのようにも見えますが、後手玉を上に逃がしてしまっています。
持ち駒がたくさんあれば成立するかもしれませんが、この場合は失敗です。

正解は②▲2一飛成(図3↓)でした。

(図3)

△3三玉には▲2三歩成で詰むので△2一同玉と取りますが、そこで▲2三歩成(図4↓)で必至です。

(図4)

図4からは次に▲2二金の一手詰みがあるので、後手は何かしら受けが必要です。
しかし△3一銀には▲3三桂、△2二金にも▲3三桂(図5↓)から詰みです。

(図5)

図5以下は△同金には▲2二金、△3一玉には▲4一金です。

以前も書きましたが、玉を寄せるための基本は「下段に落とす」ことです。

相手玉を上に逃がすと局面が複雑になり、考えなければいけないことが増えます。
下段に落とすことで、相手玉をつかまえやすくなるのと同時に、局面もシンプルになります。
実戦でも意識してみてください。

 

 

 

↓↓それでは今日の問題です↓↓


今日の次の一手

今日の問題図 あなたが先手(手前側)です。

いま後手が△4八ととしてきた局面。
後手玉に必至を掛けてください。

 

 

 


解答は明日発表します。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。